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発電主流の環境ビジネスについて

先日、とある環境関連の展示会にオブザーバーとして参加してきました。

新エネルギーが中心の展示会ということもあって、再生可能エネルギーや環境関連のブースが盛りだくさんでした。

もちろんバイオマス関連の企業もたくさん出展されており、個人的にはワクワクして参加させて頂いた次第です。

率直な感想は、全体的に「発電」という言葉がとにかく多いなあと。

電気エネルギーは現代社会において、非常に重要だということは当然私も理解しているつもりではいますが、それにしてもちょっと発電を主体にしすぎじゃない?という感想。

何から何まで、最終的に電力へと変換させなければならないのでしょうか?

結局はFIT(固定価格買取制度)ありきで、太陽光発電がビジネスとして成り立ってしまった風潮のまま、企業が次の投資先を探しているという気がしてなりません。

(もちろん熱や動力としての利用を真剣に考えていらっしゃる企業もたくさんいらっしゃいましたが)

作った電気をどうするか、本当にエネルギーとして無駄がないか、といったエネルギーとしての本質は全く考慮されていないような気がしてなりません。

これからの環境ビジネスの根本は、電気を中心として動く今の社会に疑問を持つことが大切なのではないかと思うことがあります。

もちろん私自身も電気がなければ生きていくことはできませんし、このように文章を書くことすらできませんので、結局はバランスが大事ということしかできないのですが。

エネルギーミックスについて、身近なところから見直していく必要があるのかもしれません。